本日会社を退職しました。

12月12日からカナダのバンクーバーへ住んでいます。正式な会社の退職日は12月30日なのですが、有給が残っていたので休暇消化中にカナダへ来ました。カナダへの留学は10月に決めたのですが、学校選び、ビザ・バイオメトリクス認証、役所手続き、家具の処分、実家へのあいさつなど、2か月間があっという間に過ぎました。手続きの面倒さから、「もう留学はやめておこうかな」と思ったこともあります。

 

9年間、同じ会社で会社員をやっていました。会社へ入社した理由は、9年前の私が「若手でも海外へ行くことができる会社」だと判断したからです。実際は、入社5~6年経ち「あ、海外へはいけないかもしれない」と理解するのですが、当時の仕事内容(営業)に満足していたので、新しくチャレンジすることへ抵抗を感じました。

 

私の場合、9年間で3回の部署異動がありました。退職前に所属した部署は、良くも悪くも自社の社長や、グループ会社の社長とコミュニケーションをとる部署で、自分自身の客観的なスキル、自分の将来像を強く意識させられました。このままの(何もない)自分でいいのかと、強い危機感を抱きました。

 

今、第一ステップではありますが、ようやく実行へ移すことができています。遅いですね。内なる自分の声や家族のアドバイスが聞こえていたはずなのに、目の前の誘惑(現状維持)に流され、決断を後回しにしてきました。勤務した9年間は無駄だと思うか、そうではないのかという問いに対して、今は何とも答えられません。答えられないということは、ネガティブさが勝っているからでしょうね。カナダへ来ている留学生は、10代~20代前半と若く、今の私の考えに影響を与えているのでしょう。直近2週間、もっと私が若かったならばと漠然と思っていました。ただ同時に、ポジティブにとらえたいと葛藤する自分もいます。そんな悶々とする本日でした。

 

9年間、本当にお疲れ様でした